日本が世界に誇る自動車メーカー「トヨタ自動車」が、マスクが慢性的に不足している状況を踏まえ、グループ内の生産活動で必要になるマスクの自給自足を進めることを発表しました。
トヨタは言わずと知れた超巨大な企業グループですが、一体どのようにマスク生産を進めるのでしょうか。
また、市場での販売・流通などについても調べてみました。
いつからどのように生産するの?
グループ会社のデンソーで4月中の生産開始を目指しており、軌道に乗れば1日10万枚の量産が可能になるといいます。
また、同じくグループ会社のトヨタ紡織では4月上旬から1日1500枚を生産する予定で、5月以降は1日1.2万枚の生産を目指すということです。
トヨタ自動車自体がマスク生産を行うのではなく、トヨタグループ全体として協力して生産を行うようですね。
親会社であるトヨタ自動車だけでも7万人を超える従業員が在籍していますので、グループ全員分のマスクを賄うにはまだ時間が掛かるかもしれませんが、徐々に生産量を増やしていくものと思われます。
市場での販売・流通はある?
トヨタ自動車の発表によると、マスクの生産はあくまでのグループ内の生産活動で必要になる分の自給自足であり、現時点で市場での販売・流通の予定はありません。
ただ、トヨタグループ全従業員について市場からのマスク調達が不要となれば、結果的に市場のマスク不足緩和につながることとなるでしょう。
トヨタグループで働く数十万人の従業員の方々も安心して働くことができると思いますので、その効果はかなり大きなものがありますよね!
医療現場への支援も行う予定
トヨタ自動車はマスク自給自足の他、医療用フェイスシールドの製造や、人工呼吸器増産支援なども併せて発表しています。
トヨタが自動車製造で培った技術やノウハウを活かし、医療機関への支援を行うとのことです。
まとめ
新型コロナウイルスの影響により、トヨタグループとしても世界各国で減産などの対応を取らざるをえない状況ではありますが、そのような中でマスク不足緩和に向けた努力や医療機関の支援を行うことは本当に素晴らしいですよね。
こういった動きは、他の自動車メーカーでも見られつつあります。本当に感謝です。
1日でも早く事態が収束し、気兼ねなくドライブを楽しめるような日常が戻るといいですね!
最後まで読んでいただいてありがとうございました。