こんにちは!ユノタロウです。
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、全国の多くの大学では休校などの措置がとられています。
緊急事態なのでやむを得ませんが、大学に支払った授業料について気になっている人も多いのではないでしょうか。
正直なところ、講義が受けられないのであれば授業料は返還して欲しいという気持ちもあるかもしれません。
そこで今回は、新型コロナウイルスで大学が休校になった場合の授業料返還について調べてみました!
-
【新型コロナ】大学生でも受けられる給付金・支援制度まとめ
こんにちは!ユノタロウです。 アミュの人新型コロナの影響でバイト代入らなくて苦しいんだけど、大学生が貰える給付金ってないのかな? 給付金とか支援制度って難しくてよくわからないな…。大学生 ...
続きを見る
授業料は返還される?
原則として、授業料の返還はありません。
大学に通う生徒にとって、「単位」を取得することが重要な一つとなってきます。
実はこの「単位」を付与するにあたって必要となる標準的な講義回数を文科省が定めており、90分の講義であれば半期15回、100分の講義であれば半期14回となっています。
大学側には、この基準を守ることが求められているんですね。
したがって、今回新型コロナウイルスの影響で講義が中止になったり、大学自体が一時的に休校になったとしても、必要となる講義数を確保するために大学側は不足分の補習を行うものと考えられます。
新型コロナウイルスの終息がいつになるかにもよりますが、夏休みや土日などを利用して実施することになるでしょう。
つまり、学校側としては何らかの形で必要な講義を実施し単位を付与することになりますので、授業料の返還を行うことはないという訳なんです!
また、大学が休校になったとしても、大学を維持するというだけで莫大な費用が掛かります。
職員の給料、設備の維持管理、広告宣伝活動などなど。。。
そしてその費用の多くは、在籍する生徒からの授業料で賄われています。
そう考えると、やはり返還とすることは難しいのかもしれませんね。
小中学校・高校の授業料は?
小中学校に関して義務教育になりますので、公立であれば当然ながらそもそも授業料の支払いはありません。
高校に関しては、文科省が以下のように発表しています。
- 授業料は、授業の受講や単位の認定、施設の使用など学校における教育に関する役務提供に対する対価であり、単に授業日数に応じてではなく、一定期間に行われる教育役務の提供に必要な費用の一部として学校設置者が定め、生徒に対して負担を求めているものです。
- 臨時休業により授業が行われないことになる場合においても、各学年の課程の修了や卒業の認定を行ったり、休業中の家庭学習等の支援や臨時休業終了後の補修等の配慮を行ったりするなど、教育に関する様々な役務提供があり、授業料は、こうした役務提供を含め、学校の教育活動に必要となる費用を総合して定められているものであり、その徴収については、半期、四半期、月毎などで行われているものです。
- 個々の学校における授業料の取扱いについては、学校設置者の権限と責任において適切に定め、運用すべきものですが、こうした授業料の性質に鑑みれば、このたびの臨時休業の場合においても、必ずしも授業料の返還が生じるものではないと考えます。
要するに、「授業料の返還は各学校の判断だけど、返還する義務は基本的にないですよ」ということです。
高校についても大学と同じく何らかの形で補習が行われるものと思われますので、返還はなさそうですね。
世の中の声
Twitter上ではやはり授業料を返還してほしいという声も多くありますが、返還ができないことに理解を示す意見もあり、賛否両論といった感じです。
【拡散希望】
コロナ対策によって大学の新学期開始が大幅に遅れた。 両親が苦労して払ってくれた学費が無駄になってしまう。 どこの私立校に対しても言えるが、その休校になった分の授業料はどうなるのか。休校になった分の授業料を返還して欲しい。
また大学に対する援助も国がするべきだと思う。— AkAnE (@1154akane4) March 26, 2020
コロナ対策での緊急事態宣言で休業を余儀なくする国民に、支援給付金方策が検討されていますが、学校の休校に伴う授業料は返還されるんでしょうか?
財務担当大臣が、”支援給付案の決定には時間がかかるよね、” なんて評論家みたいな発言している現政権じゃ
何事もうやむやに?(笑)— Ken Fukui (@FukuiKenf) April 14, 2020
授業料返還しろと騒ぐ保護者の大切なお子様が所属する学校というものを維持するにはお金がかかる、休校だからといって先生、事務さん、購買員さん、清掃員さんが喜んでいる休んでいるわけではないことくらいわかりませんかね。所属する学校がなければ「学生、生徒」という肩書もないんですよ。
— デイジー (@tomonarudo) April 14, 2020
授業料返還はまた別問題
「授業料」という名前ならたしかに返還してほしくなるわ。でも実際はその間に授業するはずの分もいずれするだろうし(夏休みや7時間め、土曜登校等)、休校中に授業の準備もしてるから、1年トータルで授業やってる量や準備してる量は変わらないのでは。そこらへんの理解が欲しい— まるこせんせい (@maruko_sensei) April 14, 2020
なお、テレビなどで引っ張りだこの社会学者 古市憲寿さんもTwitterでこの件について呟いていました。
びっくりするんだけど、こんな状況でも大学の学費って変わらないんだね。どう考えても学生は例年通りの大学生活を送れないのに。
— 古市憲寿 (@poe1985) April 14, 2020
まとめ
今回は新型コロナウイルスで大学が休校になった場合の授業料返還について調べました。
事態が終息した際には補習などが行われるものと考えられますので、返還を受けるのは難しそうですね。
学生の立場としても、補習という形であってもきちんと学べて単位を付与してもらった方がありがたいのではないでしょうか。
大学に行けない日々が続き心配な部分はありますが、今はこれ以上感染が拡大しないようジッと耐え、1日でも早く平和なキャンパスライフを取り戻せるよう頑張りましょう!!
最後まで読んでいただいてありがとうございました。