就職活動、転職活動において企業法務で働くことを希望される人もいるかと思いますが、働く上でどんなスキルが求められるかは気になるところではないでしょうか。
僕も働き出す前は、「やっぱ会社法とか詳しくないと駄目だよな~」と思って漠然と専門書を眺めたりしてました。
しかし断言しますが、新入社員の段階では法律の知識なんて大して無くても問題ありません。
まぁもちろん知識があるに越したことはないですが、それよりも大事なものを現役の企業法務部員がリアルに解説していきます。
企業法務に求められる能力はズバリこれ
コミュニケーション能力
もうこれに尽きます。
法務はコミュ力が9割。(人は見た目が9割のノリで)
逆に言えば、コミュ力爆発してる人であれば他の能力は後付けでなんとでもなります。
法務って一日中契約書と向き合ってるお堅い仕事だと思っているそこのあなた。そう、君だ。
法務舐めんなって話ですよ。
法務には、社内のあらゆる部門のあらゆる法律案件が舞い込んできます。
他部門の従業員の要求を聞き出し、調整し、法律に落とし込まなければなりません。
また、ときには弁護士や司法書士、はたまた官公庁の役人といった外部有識者との協力も必要となります。
(完全に偏見ですが……こういった有識者の方々はクセがすごいんじゃあ!)
そういったやりとりをスムーズに行えるコミュニケーション能力が不可欠なのです。
コミュニケーションが上手くとれる人は、業務ノウハウを身に着けるスピードも速いです。
まぁ法務に限らずどの職場でも大事ですよねコミュニケーションは。
学生さんであれば、今のうちに色んな人と話して色んなことに興味を持って、色んな経験をしましょう。
社会人は知らん。(おい)
英語力
これも大事です。
最低限「読み・書き」の力は必須です。
時代はグローバルです。
ある程度の企業であれば、英文契約書が飛び交います。
A4サイズ複数ページにみっちり英語で埋め尽くされた契約書なんてザラです。
外国の企業と英文メールでやり取りすることもしょっちゅうです。
今のご時世便利な翻訳サイトもあるんでなんとかなったりもしますが、少なくとも英語に対してアレルギーを持っている方は早めに克服しておきましょう。
そんな僕のTOEICの最高点は360点です。(おい)
まぁ私はグーグル翻訳の使い方がめちゃ上手いという特殊能力を持ってるんでね。(白目)
これから法務を目指す人は英語力はつけといてください。まじで。
法律文書への慣れ
これはおまけ程度ですが、法律文書独特の表現には早めに慣れておいた方が楽です。
「ただし〇〇の場合はこの限りではない」、「善良な管理者の注意をもって」、「〇〇の責を負う」などなど。
普段から契約書を見ている人からするとお決まりの表現です。
法学部出身者なんかは抵抗無いかもしれませんが、全くの初心者であればある程度免疫をつけた方がストレスを感じないと思います。
ネット上には色んな契約のサンプルがありますので、眺めてみると雰囲気が掴めると思います。
持っておくべき資格
持っておくと役に立つ資格ってありますか?なんてよく聞かれます。
結論から言うと、特にありません。
どうしても挙げろというのであれば弁護士や司法書士などがありますが、言わずと知れた超難関資格なので、現実的ではありません。
そもそもそんな難関資格持ってるのであれば、企業法務ではなく独立すべきです。
ただ、企業法務のイメージを掴む、法律的思考に慣れるといった意味合いで言えば「ビジネス実務法務検定(3~1級)」が良いかと思います。
私は2級を持っていますが、1日1時間を2か月くらい勉強しました。
3級は法学部であれば過去問題集1回解けばいけると思います。
1級は難しいです。1日2時間勉強して半年くらいかかるかなーと私は思います。
個人の能力に合わせて受験を検討してみてください。
まとめ
というわけで、法務で働きたいのであれば、コミュニケーション能力を磨きましょう。
僕が法務部の部長だったら、愛想が悪い法学部出身者よりも、楽しく会話ができるド素人を採ります。
必要な法律知識の習得は、働き出してから努力で十分補えます。
他の職種にくらべ企業法務の採用募集は少ないと思いますが、需要は近年高まりつつあります。
経験者であっても、コミュニケーション能力や英語力に優れていれば必ずチャンスはありますので、是非とも挑戦してみてはいかがでしょうか。
ではっ!